ちくわ太郎氏インタビュー第2回【お気に入り機材や好きなマンガ】
コミカルな作風の【コンビニLOVE】の作者ちくわ太郎氏のインタビュー第2回。
今回は制作環境のほか、好きなマンガ作品などについてお話を伺いました!
■制作に使用している画材・機材・環境を教えてください
(ex:ちゃぶだいで墨汁でペン画など)
昨年から完全デジタルに切り替えました。ペンタブ使用しています。
下書き~ペン入れ(ComicStudio ※経験1年ちょっと)
彩色は(Photoshop)
まれに仕上げや小道具描写に(Illustrator、Fireworks)を使用します。
初期投資は大変ですが、紙やインク・トーンなど出費がなくなる分、実は経済的かも。
■画材・機材でお気に入りのものはありますか?
ありましたらその理由も教えてください
ComicStudioです。
アナログで描いていた時よりも作業時間が、めちゃ短縮されました。
プロの方でも使いこなせればアシスタント要らないかもしれません。
■マンガを描いていて今までで一番うれしかったことは何ですか?
小学校でのテスト中、テストを書き終えた後、見直しをしないで
用紙裏の白紙一面にマンガを描いていました(笑)
後からバッととられて、振り向くと先生の厳しい顔が…
普段怖い先生だったので、ものすごく怒られる! と半泣き状態でした。
先生が怖い顔で読んでいます。
でも、その先生が…「プッ!(*´,_ゝ`)」と笑って
「もう授業中には描くな。休み時間に描くんだぞ」
と優しい声でそっと机にテスト用紙を置いてくれました。
以後、授業中にマンガを描くことはなくなりましたが
あの時、先生に怒られていたらマンガ家を目指してなかったと思います。
良い先生に出会えたこと… 本当にうれしかったです。。・゚・(ノД`)
自分にとってはターニングポイントです。
■逆にマンガを描いていて一番つらかったのは何ですか?
初めて作品を出版社に持ち込みに行った時。
"自分が手塩にかけて育ててきた娘を、いざ嫁に出す時の親の心境"といいますか。。
2ヶ月近くかかって描いた31ページの作品でした。
その時出会ったのは若い編集さんで、読んでいただけたのは最初の5ページだけでした。
「キャラの表情固い」
「笑い顔でも微妙に表情は変わる、百面相が描けるくらいもっとデッサン練習しなさい」とそのまま5分くらいの面接で、作品を返されて終ってしまいました。
『なんで最後まで読んでくれないんだ!??』
呆然と作品を持って、警備員さんと受付のお姉さんに会釈してフラフラと出版社を出て…
もう怒りと悲しみを通り越した悔しさがいっぱいで帰りの電車に乗っていました。
「これがプロの世界か…」とカラダ全身に重い鉄槌が下って…
でも逆に闘争心に火がついて
「ちくしょー! 今度こそ見ていろよぉ!!」って
家に帰った時は次の作品を描いていました。
編集さんも「商業誌」という看板を背負っている「プロ」です。
"興味を持たせるには冒頭のシーンがどれだけ大切なのか!"
それから何度もその出版社に持ち込みに行き、良い担当さんがついて
マンガを描く上でのアイデアや有難いアドバイスまでいただけるようになりました。
一番つらい思い出でしたが、その編集さんに出会えたこと
自分が成長するいい経験になったことも確かです。
■自分の作品のイチオシがあったら教えてください。
"作品の中"なのですが、「夕日」のシーンを描くのが好きです。
黄昏というか哀愁というか…どこかしらマンガの中で色々なタイプの夕日が出てきます。
■好きなマンガ家を教えてください。また、そのマンガ家が好きな
理由はなんですか?(過去・現在いつでもオッケーです)
・藤子不二雄先生
保育園時代、決められた絵を描くのが嫌いで、ただただ長い線を引くのだけが好きでした。「線しかひけない」と先生に心配されました。
小学生の頃、親戚が持っていたドラえもんのコミックをもらいました。初めて読んだ漫画です。何度も何度も読みました。モノクロ印刷が寂しいので、色鉛筆で塗り絵をしました。それに飽き足らずにドラえもんの似顔絵を、コミックの余白に書くようになり
どんどん絵心がつきました。本はボロボロです。
それから藤子不二雄先生の作品に夢中になりました。
・車田正美先生
1年間専属アシスタントで大変お世話になりました。
作品だけでなく漫画人生についても熱く語られる、ストレートで素晴らしい大先生です。締め切りで忙しいはずなのに、審査用に自分が持ってきた10作品(目を通していただけるだけで十分ですが)一つひとつに感想のコメントを書いてくださり、有難くも申し訳ない気持ちで心の中で涙が出ました。
寛大な先生の人柄、現場の緊張感、優しいアシ先輩、全てが貴重な財産です。
漫画の恩は漫画で返したいと思っています。
■好きなマンガ作品はありますか?
ありましたら、理由も一緒に教えてください
「ドラえもん」
読めば読むほど奥が深い
年齢を重ねて読んだ時、また新たに発見する「何か」がある!
永遠に色あせることのない究極の作品
次回は、【コンビニLOVE 】の作者ちくわ太郎氏のインタビュー最終回!
お楽しみに!!
| ちくわ太郎さんのインタビュー目次 |
| 10/1/25配信 第1回 まんがことはじめ 10/1/27配信 第2回 お気に入り機材や好きなマンガ 10/1/29配信 第3回 紙媒体・ケータイへの考え方 |

ブラザーボブさん
駄目女子高生のゆるゆるな日常を描く【ゆるゆる女子校生】のブラザーボブ氏作者インタビュー
10/1/18配信 第1回 まんがことはじめ
10/1/20配信 第2回 お気に入り機材や好きなマンガ
10/1/22配信 第3回 紙媒体・ケータイへの考え方
あくとさん
少し奥手な狐娘を描く【アクテギツネ】のあくと氏作者インタビュー
10/1/11配信 第一回 まんがことはじめ
10/1/13配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
10/1/15配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
ナツトさん
ミニチュア好きな女の子の話を描く【小さいお兄さん】のナツト氏作者インタビュー
10/1/4配信 第一回 まんがことはじめ
10/1/6配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
10/1/8配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
せたつばきさん
突然原始時代にきた高校生を描く【DINOTIME TRAVEL】の作者せたつばき氏
12/28配信 第一回 まんがことはじめ
12/30配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
10/1/1配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
Iron Maidenさん
揺れ動く男の子たちの恋愛を描いた【ぼくらは、きっと…】の作者インタビュー
09/12/20配信 第一回 まんがことはじめ
09/12/24配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
09/12/26配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
ヌミャーンさん
奥深いストーリーの作品【人から評価される人生】【苦しさの重さ】の作者インタビュー
09/12/14配信 第一回 まんがことはじめ
09/12/16配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
09/12/18配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
永野つかささん
萌え系こぎつね作品【こぎつね妖精紺子ちゃんのナナメな漫画】の作者インタビュー
09/12/7配信 第一回 まんがことはじめ
09/12/9配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
09/12/11配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
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