今週は、ダークな世界を描いた【シダ】毒舌紳士になったネコが登場【うちのタマが進化しました】の作者pon氏のインタビュー第2回。
今回は制作環境のほか、好きなマンガ作品などについてお話を伺いました!
■制作に使用している画材・機材・環境を教えてください
(ex:ちゃぶだいで墨汁でペン画など)
PILOTの製図用インク、ゼブラのGペン、丸ペンです。
私はアナログで描いてパソコンに取り込んで仕上げをしています。
パソコンのソフトはフォトショップです。
ええとあとはWACOMのタブレット、エプソンのスキャナです。
机は小学校から使っている学習机の上に大きな板を買ってきて斜めに配置しています。以前はマンガを描く机とパソコンを使う机を別々にしていたのですが、ある日ふと、「これ、一緒にしたほうがよくない?」と思ってひとつにまとめました。
パソコンのほうは作品のバックアップを取るようにしています。もし、これを読まれている方でパソコンを使っていて作品のバックアップをとっていない方は、すぐにでも対策をしたほうがいいと思います。「その時」はある日、突然訪れますので…
■画材・機材でお気に入りのものはありますか?ありましたらその理由も教えてください
「これじゃなきゃやだ!」というほどではないのですが、WACOMのタブレットはだいぶ前に買って今でも使えており、長持ちするなー頑丈だなーと感心しています。
もっと大きな範囲でいうなら、やはりパソコン自体でしょうか。アナログで描いていたときのマンガの労力とくらべるともう…
■マンガを描いていて今までで一番うれしかったことは何ですか?
1つにしぼることができません。
マンガの投稿でいくどかある選考に残ったとき。
長く陽の目を見なかったのですが、初めてマンガの依頼をされて描けた時。
また、なかなか思い通りにならず怒りや苛立ちや失望をして不安な中、足掻いていた時に、賞賛や激励をくれた人たちのメッセージを読んだ時ですね。
■逆にマンガを描いていて一番つらかったのは何ですか?
自分が「これは絶対、おもしろい!」「今度という今度こそいける!」と思ったマンガが評価されなかったときでしょうか。主に投稿してだめだった場合の話ですが。
今になって冷静になればいろいろとそうなった理由もわかってくるのですが、当時の純粋なショックという意味で何度となく味わってきたので、やはりそれが一番ではないかと。あ、あとやるはずだった漫画の仕事が流れたのもつらかったですね。
■自分の作品のイチオシがあったら教えてください。
自分の作品のイチオシ…。どの作品も思い入れのある作品なので難しいですね…。うーん…。
「ある日ある時ある場所で。」を考えたときは、「いかん!これはいける。これなら何百本でも、どんなテーマでもこの二人のキャラクター(のみ)で延々と描けるじゃないか。すばらしい!」と思ったりしていて(当時)、イチオシといえますし
、
「シダ」のほうは、なんだか自分の負の感情というか、憤りというか、そういうマイナス面と、いやそうではない。人生はすばらしい。人間は善に生きるべきとかいうプラス面が混ざりあわさって、なおかつ登場人物がそれぞれに動き出して物語が崩壊しないだろうか。というかこの内容で読む人引かないかしら。というかこれ、終わるのかしら。と内心不安に思いつつ、でも自分ではおもしろーい。いいじゃなーいとこ踊りする意味で、イチオシといえます。
「女男(あたし)×男女(ボク)」「男女(ボク)×女男(あたし)」もいろいろと問題はありますが、あまりみない形式のマンガを、あえていえば過去にとらわれず形式にとらわれず自由な発想で大胆に、新しいマンガの可能性を探ろう!という言い方もできなくはない意味でいいのではないかと。
「ぱぴぷぺポポ!」は4コマなのになぜか長編ストーリーものになってしまったという妙な展開になりました。魔女っこものらしからぬ、普通の「魔法使い」ものといったほうがしっくりくる物語でもあります。これはこれでありではないかと。
「よるのがっこ!」も、ふつうの学園ものではピンとこなかったので、夜間学校を舞台にしました。このおかげで、大人と青少年たちのギャップが描けておもしろいのではないかと思っております。
「うちのタマが進化しました。」も人間と進化したネコの共存の問題に鋭くメスを……
…というわけで、それぞれの作品に愛着があるのでイチオシというのはいえないというかいいにくいというか…。
それでもあえてイチオシというならば…作品全部ひっくるめてイチオシです!といっていいでしょうか?
■好きなマンガ家を教えてください。また、そのマンガ家が好きな理由はなんですか?
あげるときりがなくなるのですが…
藤子不二夫両先生、手塚治虫先生、松本零士先生、島本和彦先生、竜騎士07先生(マンガ家じゃないですが)、冨樫義博先生、椎名高志先生、尾田栄一郎先生・ゥ・・w)w)藤子不二夫両先生
「マンガ」というものを認識したのは藤子先生のマンガだったと思います。というよりも自分のマンガの原点はドラえもんやパーマン、怪物くんなどの作品にあると思うからです。
手塚治虫先生
単に今のマンガをはじめに作った人だからという意味ではなく、作品が重く暗く、深く、おもしろいと思います。特にブラックジャックが大好きです。
松本零士先生
強烈で独特の世界観と作品は相当はまりました。サイン会にいったとき、長蛇の列だったにもかかわらず、一枚一枚丁寧に描いている姿と、マンガにかける情熱のすさまじさに圧倒されました。
島本和彦先生
漫画は当然として、作者自身の前のめりにつんのめりながらも前進しているかのような生き様がすごいと思います。
竜騎士07先生
いや、マンガ家ではないのですが「ひぐらしのなく頃に」「うみねこのなく頃に」好きなので。物語性と新しい表現がすばらしいです。
冨樫義博先生
ハンターハンターが面白いです。蟻編の圧倒的なストーリー展開にしびれます。
椎名高志先生
半端のないギャグに突進しながら、きちんとひねりを加えた、安易な方向に流されない、面白い物語をもってくるのはすごいです。
尾田栄一郎先生
最初、その良さがわかりませんでした。立ち読みでふと読んだ時に、アラバスタでビビが戦いをやめるように叫ぶシーンをみてがらりと変わりました。しかもこれでもかというぐらい遊び心で満たして、全体の物語を確実にきちんと進めていく力に驚愕します。
■好きなマンガ作品はありますか?ありましたら、理由も一緒に教えてください
これまたもう、山ほどあるわけですが…
上記の質問とかぶってしまいますが、どこまで挙げればいいでしょうか?
「ドラえもん」自分の原点ではないかと。
「ブラックジャック」恐ろしいことに、駄作が1話もないといえるというのはすごすぎます。
「火の鳥」複数の話がつながっていく物語に身震いします。
「ガラスの仮面」マンガの紙面から情熱の熱さを感じます。
「銀河鉄道999」鉄郎と一緒に旅をしていたような感じです。
「ひぐらしのなく頃に」マンガ版はありますので^^。マンガ版もおもしろいです。マンガ家の方がひぐらしをすごく好きでよく理解しているというがよくわかります。
「燃えよペン」「吼えろペン」笑いを通して、漫画家とは何かを全力で語られています。魂をゆさぶられる漫画というのはすごいです。
「ハンターハンター」なんでこう、予想を覆す展開とうねるような物語のパワーを創造できるのでしょうか。よだれがでるほどうらやましいです。
「GS美神」ただのギャグ漫画でおわらないところが面白いです。物語的にもおもしろいギャグ漫画ってすごいと思います。
「絶対可憐チルドレン」話としておもしろいし、キャラクターがたっているし…
「ワンピース」いやぁ…畳み掛ける展開がすごいですねぇ…ため息しかでません。
「ベルセルク」なんたる重厚さとなんたる迫力なんでしょう。プロローグに10巻ちかくついやすなんてちょっとまってください…
「寄生獣」前半と後半の畳み掛ける物語に身震いします。いちいちキャラクターや世界がリアルなのが心にきます。
「ドラゴンボール」完結してかなりたつのに、いまでも書店で売っていました。すごすぎます。
「ふしぎ遊戯」予想外な展開をするのに引き込まれました。
「花より男子」これほど長くあきることなく面白いというのはどういうすごさなんでしょう。
「ジョジョの奇妙な冒険」この独特な世界観はすごすぎますよね…全体のつながっていく物語も大好きです。
…挙げればきりがありません。
次回はインタビュー最終回。ケータイ・紙媒体マンガへの考えや今後の創作活動などについて伺います!お楽しみに!!
| ponさんのインタビュー目次 |
11/16配信 第1回 まんがことはじめ 11/18配信 第2回 お気に入り機材や好きなマンガ 11/120配信予定 第3回 紙媒体・ケータイへの考え方 |

小野ひろきさん
ポリネシアからやってきた女の子が悪を裁くゆるコメ【おぶぎょうたま】などの作者インタビュー
11/9配信 第一回 まんがことはじめ
11/11配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
11/13配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
あいえるいさん
NYの高校を舞台にジャンルにとらわれない作品【Ordinary Days】の作者インタビュー
11/2配信 第一回 まんがことはじめ
11/4配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
10/6配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
どじょうさん
RPG風ファンタジーマンガ【The Fool】の作者インタビュー
10/26配信 第一回 まんがことはじめ
10/28配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
10/30配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
はんぷ亭だんぷ亭さん
ゆるキャラ界の王をめざすツータンが活躍する【ツータンとアヌー】の作者インタビュー
10/19配信 第一回 まんがことはじめ
10/21配信 第二回 お気に入り機材や好きなマンガ
10/23配信 第三回 紙媒体・ケータイへの考え方
りょくさん&enokidsさん
【男女-だんじょ-】【琴浦さん漫画】らの作者による対談インタビュー
10/12配信 第一回 ドキドキワクワク初顔合わせ♪
10/14配信 第二回 嬉し恥ずかしアニメ映画化!?
10/16配信 第三回 ファンの反応が作品の原動力!!
そのほかのインタビュー済み作家一覧はこちら