第5回 道具編4
さあ、いよいよ道具編も最後となりました。
今回はマンガで使う画材としてお馴染みのトーンに関しての基礎知識です。
トーンとは粘着性のフィルムの表に点や模様などが印刷されていて、必要に応じて切り取って貼り付けることで、画面に濃淡を付けたり、服の模様を表現したりします。
また、トーンは重ねて貼ることも、削ることもできますので、応用を利かせることでマンガのクオリティーが数段アップします。
アミトーン
最もポピュラーなトーンです。
小さな点が規則正しく配列されています。
アミトーンには「30L/10%」などの表記がありますが、この表記は「1インチの四角の中に点(ドット)が30列(ライン)あり、その面積の中に占める割合が10%」とういう意味です。
つまり、ライン数・パーセンテージが大きくなるほど濃く、黒に近づくということです。柄トーン
砂目や点描、花柄など様々なものがり、服の模様や背景処理、キャラクターの心理描写などに使われたりします。
最近では、スピード線・集中線・ベタフラッシュなどの効果や建物などの背景のトーンもあります。グラデーション
濃い色から薄い色へと変化のあるトーンです。
メタリックな質感や自然描写にも効果的に使われます。
※使用上の注意
消しゴムのカスやホコリがトーンの裏面(粘着質)につくとそれが模様となったり、印刷の際汚れとなったりするので注意してください。
また、トーンの効果的な使用は作品、画面作りに深みを与えますが、過度の使用は画面がごちゃついたり、奥行きのない平板な印象を与えますので、注意してください。
次回 第6回講座からは実際にマンガを描く工程について詳しく紹介していきます。
第6回講座は【プロット・ネーム編】。テキストだけでなく、実際のキャラクターやプロットの画像も紹介します。お楽しみに!
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